去勢・避妊手術
去勢・避妊手術は、わんちゃんやねこちゃんを家族としてお迎えした飼い主様が、きちんと考えてあげるべきことの一つです。
将来的に赤ちゃんを授かる予定がないという場合は、わんちゃんやねこちゃんのためにも去勢・避妊手術について知っていただきたいと思います。
去勢手術
去勢手術とは
去勢手術とは、男の子のわんちゃんやねこちゃんの睾丸・精巣を摘出する外科手術のことです。
手術は全身麻酔を施し、約30分以内で終了することがほとんどです。
去勢手術のメリット
- 望まない妊娠・繁殖を防ぐことができる
- 前立腺肥大、会陰ヘルニアなどの予防になる
- 精巣腫瘍の発生を予防
- 肛門周りにできる肛門周囲腺腫発生率の低減(わんちゃん)
- 猫免疫不全ウイルス感染症の予防(ねこちゃん)
- 猫白血病ウイルス感染症の予防(ねこちゃん)
- マーキング行動を軽減させる
- マウンティング行動や遠吠えなどを軽減することができる
- 攻撃性を抑えることができる
- 発情期のストレスを抑えることができる
去勢手術のデメリット
麻酔による身体への負担
去勢手術を行う際、全身麻酔を使用します。
確率は極めて低いものの、命に関わる副作用が起こりうることを事前に説明します。
子孫を残せない
去勢は、精巣を摘出する手術なので繁殖することができなくなります。
繁殖を望んでいる方は、去勢の時期を検討する必要があります。
太りやすくなる
去勢手術をすることでホルモンバランスが変化します。
去勢後は食欲が増しますが、基礎代謝が低下するため手術前のご飯の量でも肥満になってしまいます。
去勢手術の時期
去勢手術は、生後6ヶ月~1歳を目処に行っていきましょう。
生後6ヶ月を過ぎるとマーキングをする子が増えてきますので、その時期に合わせて手術をおこなうことを推奨します。
避妊手術
避妊手術とは
女の子のわんちゃんやねこちゃんが妊娠しないよう、卵巣のみ、または卵巣と子宮を摘出します。
手術には全身麻酔を使用し、約2時間で処置を行います。
避妊手術のメリット
- 望まない妊娠を防ぐことができる
- 子宮内膜症、子宮蓄膿症の予防になる
- 乳腺腫瘍(乳がん)の発生確率を低減できる
- 発情期のストレスを抑えることができる
避妊手術のデメリット
麻酔による身体への負担
避妊手術を行う際、全身麻酔を使用します。
確率は極めて低いものの、命に関わる副作用が起こりうることを事前に説明します。
子孫を残せない
避妊は、卵巣、子宮を摘出する手術なので繁殖することができなくなります。
繁殖を望んでいる方は、避妊の時期を検討する必要があります。
太りやすくなる
避妊手術をすることでホルモンバランスが変化します。
避妊後は食欲が増しますが、基礎代謝が低下するため手術前のご飯の量でも肥満になってしまいます。
避妊手術の時期
避妊手術は、はじめての発情が来る前に行うことが一般的です。
生後6ヶ月~7ヶ月に手術を行うことで、乳腺腫瘍の発症を高い確率で防ぐことができますので、1歳になる前にはきちんと手術を終えることをおすすめします。
去勢・避妊手術の費用
去勢・避妊手術の費用については、わんちゃん・ねこちゃんの大きさによって異なるため、まずはお気軽にご相談ください。